それでも世界が続くなら official web site
先日は、本当にありがとう。
Hakubiや君と、約束が果たせて本当に嬉しかった。
僕達は、9月17日にもう一度「道連れ」開催することにしました。
9月1日は自殺する人が一番増えると言われている日です。毎年9月が近づくと、何かできないかと考えては、何もできない自分に無力さを感じたりします。きっと「自殺するな」と言ったところで、本当に死にたいと思っている人に響くはずないなんてわかりきっていて。何か別の形で僕にやれることないかな、と考えたりすることもあります。
僕は「自分の為に頑張ること」が本当に苦手で、きっとそれは「自分に価値がない」と思っているからなんだと思う。こんなことを口にすれば「そんなことない」と言ってくれる人もいて、それを否定したくなくて、結局誰にも相談できなくて。僕はそのまま大人になってしまいました。
僕みたいに、自分の為に頑張れない人間は、得てして誰かの為に何かをしたいと思ってしまうんだと思います。優しさや自分の価値を上げるためとかじゃなくて、その誰かが、まるで自分のように思えてしまうのです。
ふと、僕は、君に絵を描いて欲しいなと思ったりしました。漫画を描いたり、曲を作ってみたり、詩を書いたりして欲しいなと思いました。
もちろんどんなにいびつでも、初心者でも。
あの日、僕が聴いた音楽、
握手したての暖かさ、涙が出た言葉。
全部僕一人では感じる事が出来なかったものです。
人は一人では生きられないなんて言葉よりももっと根幹に、人は一人では感じる事が出来ないことって沢山あるんだな、と改めて思います。
道連れを、もう一度やってみようと思いました。
今度は別の場所に会いに行こう。本当なら7月の道連れに誘っていたけどスケジュールでNGだったソウルフードをもう一度誘おう。久しぶりに展示の一般募集もしよう。なんて考えていると、展示募集がきっかけで今があると言ってくれたあの人達の顔が浮かんでくる。
今も、世界は相変わらずおかしいままです。
やっぱ辞めとこうかな、とか思ったりしてばかりです。
やらない理由はいくらでも思いついてしまうよね。
きっと本当は、自分がやりたいだけなのだと思う。
つまり、僕が君に会いたいだけなのだと思う。
やらない理由は相変わらずいっぱい浮かぶいけど、
やりたいと思う理由が僕は見つかっているから、
やる理由が一個でもあるなら、やろうと思います。
君にもそうして欲しいと僕は思ってしまうしね。
とりとめのない話、付き合ってくれてありがとう。
僕達は、9月17日、大阪で道連れというイベントを開催します。
ワンマンと2マン、日にちが空いてなくて、1日で2公演やります。1日に2公演か。きっと僕も、来てくれる君も、音楽とアートに焼き尽くされるね。
9月1日は、チケット見て「あと2週間はそれせかと約束したしな」と思っていて下さい。展示に参加してくれる君は、きっと絵や詩の締め切りに追われてることでしょう。僕もきっと準備に追われる、きっとそう。
人生は地獄かもしれません。
だからこそ、せめて生きている君に会えますように。
君は幸せになってくれ。
俺みたいになるなよ。
長くなったね。
9月17日、大阪で会えるのを待ってる。
またね。
篠塚将行 / それでも世界が続くなら